個人の金融資産の活性化が叫ばれており、少額投資非課税口座(NISA)などさらなる拡大も検討されているところですが、個人の金融資産のリスク分散の観点からいえば、外国債での資産運用も一つの方法です。
外国債といえば、リスクが高く手を出しがたいイメージがありますが、アベノミクスにより円安が進行し、相対的に円の価値が落ちていく中にあっては、特に検討に値すると考えられます。
平成25年に金融広報中央委員会が実施した調査によると、個人の金融資産の50%以上は預貯金が占めるという結果が出ていますが、円安が続けば日本円のみの預貯金はむしろリスクともなります。
外国債での資産運用を取り入れることは最適な分散投資といえ、中長期的な家計の安定に資するものとなるでしょう。